少し時間をさいて、飛騨へ向かうことになったのには、家族の長い心の旅路がありました。

辛い事業のさなか、家族のひとりであった愛犬の急死にあい、それが人の暮らしとは程遠い
過激で機械的な凄まじい生活と、仕事の悲しい結果の一部であったと気がついたとき、どうにも
例えようのない悔しさと怒りに落ち込みました。　　　

その悲しみをどんな風に乗り越えたのか・・・・・いまだにはっきりとは思い出せません。
彼は犠牲になってくれたんだ・・・・家族のだれもがそう思いました。

事業の最後のすったもんだにきちんと向き合う覚悟ができたのはそれからしばらくたってからでした。

たかが愛犬の死と想われるかもしれませんが、今、激動の日本の社会が、人を、家族を、そして犬達まで
どんなに振り回し、肉体を、精神を、どれだけ傷つけ破壊に導いているか、たった一度の人生をそれぞれが
無謀に痛めつけ、生き急がせていることか・・・・・。

つい最近の新聞に、読者の父上が他界のおりつぎのような遺言を遺されたようです。


「死に直面して、もっと働いて置けばよかったなどと想う人間はいない。家族、友人を大切にいきていけ」と。
本当にそう思いました。今回の清見行きはその愛犬が大好きだった自然に彼の魂を返す目的がありました。

三年弱の月日が経っていました。大切なことは時が解決する・・・・・改めてそう感じました。

清見村の自然と、夢～の人柄が心の整理をつけてくれました。本当に感謝です。　

短い滞在中のあれこれは、また次回に・・・・・・・＾＾　　　～　ＫＥＩＫＯ～ 　　
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先週の土曜日の夕方、私達家族４人は飛騨・清見の、とあるペンションに向けて
奈良を出発しました。

息子の運転する軽四で（さすがに大人４人はきつい）京奈和道路～京滋バイパス
瀬田東から名神高速へ抜け、一宮ＪＣＴで東海北陸道に乗換え飛騨・清見へ直行。

夕方６時前に奈良を出発してペンションに到着したのが夜の１０時過ぎ。
冬は豪雪地帯でチェーンなしでは走行できないところですが、ここしばらくの陽気で
雪は積もっていなかったものの、外気温は５℃でさすがに寒い。

夜遅くの到着にもかかわらず、久しぶりにお会いしたオーナー夫妻の暖かい出迎えに
じーんとしながら少しお話しをした後、用意していただいていた温泉をひいたお風呂に
つかりながら疲れた身体を癒すことができました。

「ペンション夢染人」はペットと一緒に泊まれるところで、もともと愛犬が元気だった頃に
一緒に泊まれるところがないかと、ある雑誌で見つけたペンションです。

雪山の景色が好きで信州や北陸方面に出かけることが多かったことと、「夢染人」という
不思議な名前に惹かれて最初に泊まって以来、気さくで暖かいオーナー夫妻に惹かれ
何度か訪れるようになったのです。

以来、何か行き詰ったときには電話で声を聞くだけで癒され、勇気付けられ、重い心を
ふわっとさせていただいています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　「夢染人」の看板娘？　「あき」

　６匹の愛らしいワンちゃんの中で、一番の
　人なつっこさで、一番のいたづら好きです。




他のワンちゃんや、日曜日の様子は次回にて・・・
　
　　　　　　　
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昨日、佐保川沿いで桜祭りが行われました。

２，３日少し寒い日が続き、土曜日は昼からずっと雨だったのでお天気の心配を
していましたが、日曜日は快晴で桜の花も一気に開花しました。

お天気が良かったこともあって沢山の人出で、とても賑わった一日でしたよ。


　
　船橋商店街を抜けた佐保川沿いは川も整備され
　ているので、川へ降りて水遊びしている子供達や
　土手のところではビニールシートをはって花見を
　楽しんでいる人も大勢いました。




　商店街から佐保川を渡ったところに大仏鉄道記念
　公園がありますが、ここの枝垂桜はとても綺麗で
　多くの人が写真を撮りに訪れます。

　大仏鉄道は京都の加茂から奈良までを走っていた
　電車らしいのですが、明治の終わり頃に廃線になり
　その記念に公園として整備されたそうです。　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　船橋商店街の方と、近くの県立奈良大学の学生たちとで街の活性化を図る
　　「ふろむ・りんぐ」は大学の構内を借りてフリーマーケットを開催しました。


　焼き鳥屋さんにおすし屋さん、パン屋さん
　フランクフルト、ポップコーン、服や小物の
　販売、お酒にビールと、いろいろなお店が
　出店していてとても賑やかです。

　よく見ると「せんとくん」がいますよ。




　夢りんごはブースをお借りして、おでんと
　おにぎりをメインに、小物やバックを販売。

　大勢の方が訪れてくれて、用意してあった
　おでんやおにぎりは完売しました。

　


　
　またしても「せんとくん」登場。

　たしか昨日は東京の物産店に
　行ってたはずなのに、日帰り？

　あちこちのイベントで大活躍

　来年の平城遷都に向けて大忙し






　記念にツーショット。

　案外スマートな「せんとくん」でした。



商店街の皆様、県立大学の学生さん達、お疲れ様でした。

とても楽しい一日でした。ありがとうございました。

　　　　　
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今日から４月。
早いものですね。もう一年の４分の１が過ぎました。

今日はあちこちで紺のスーツを着た社会人新一年生を見かけました。
なにかのセミナーの帰りでしょうか、大きな紙袋を持って何人かの団体で歩いています。

男性も女性も昔から紺のスーツというのは変わっていませんが、よく見ると男性の中に
ロン毛、茶髪、ピアスといった格好の人が何人もいます。


　　　県庁や銀行のある通りだったのですが、今まで茶髪の人は
　　　見かけたことはありますが、さすがにピアスをして仕事をして
　　　いる人は見たことがありません。

　　　



まあ、時代だからと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、入社式や式典へ行くのに
ピアスはどうかと思うのは私だけなんでしょうか？

個性は大事ですが、外見よりも内面の個性のほうがこれから始まる社会人として必要
ですよね。

　　　　　　　
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　　京都というまちは、色々な顔をもつ都市です。　　大昔、（それは何十年か前）奈良で学生バスガイドをしていたこともあり、修学旅行生を引率して奈良、京都を中心に関西圏を走りまわっていました。

　神社仏閣がひしめく京都とは違い、こと北部よりの北山界隈は、落ち着いた趣の少し西洋の匂いすらする、
アカデミックな一角で、広大な植物園があり、大好きな安藤忠雄さんの建築の博物館があったりしました。

　不思議な伝説の漂う深泥ヶ池は住宅街の中にありますが、前山のかなたに比叡山の山頂が顔を見せ、
沼のごとくしんと静まりかえっているのです。

　北山界隈には、英国調とも北欧調とも思える雑貨やさんがあったり、本屋さんがあったりします。

植物園は賀茂川に沿っていて、この川は所謂京都市内を流れる「鴨川」とは違い、下鴨神社のある糺ノ森をはさんで賀茂川と高野川に分かれており、私はこの大川の分岐した光景がとても好きでした。

　このあたりの光景を思い浮かべながら、ふとこの地にまつわる鴨長明の「方丈記」を読んでいます。何故か、読みそびれていた著書ですが、由緒正しき良家に生まれ育ちながら、３０歳頃に大きな挫折をして・・・・のあたりが何だか親近感がわきました（私は由緒正しき良家にはほど遠いですが）　今は京都は昔のように路面電車は走っていません。　　北大路、北山方面には地下鉄が走っていて便利なのですが、風景を味わうことはできません。　　　賀茂川にはユリカモメが遊んでいます。北山、白川界隈は気品と風格、それなのに学生の匂いがなんとなくするところです。早春の植物園には「とさみずき」という名のレモン色の小花が咲いているでしょう。