少し時間をさいて、飛騨へ向かうことになったのには、家族の長い心の旅路がありました。

辛い事業のさなか、家族のひとりであった愛犬の急死にあい、それが人の暮らしとは程遠い
過激で機械的な凄まじい生活と、仕事の悲しい結果の一部であったと気がついたとき、どうにも
例えようのない悔しさと怒りに落ち込みました。　　　

その悲しみをどんな風に乗り越えたのか・・・・・いまだにはっきりとは思い出せません。
彼は犠牲になってくれたんだ・・・・家族のだれもがそう思いました。

事業の最後のすったもんだにきちんと向き合う覚悟ができたのはそれからしばらくたってからでした。

たかが愛犬の死と想われるかもしれませんが、今、激動の日本の社会が、人を、家族を、そして犬達まで
どんなに振り回し、肉体を、精神を、どれだけ傷つけ破壊に導いているか、たった一度の人生をそれぞれが
無謀に痛めつけ、生き急がせていることか・・・・・。

つい最近の新聞に、読者の父上が他界のおりつぎのような遺言を遺されたようです。


「死に直面して、もっと働いて置けばよかったなどと想う人間はいない。家族、友人を大切にいきていけ」と。
本当にそう思いました。今回の清見行きはその愛犬が大好きだった自然に彼の魂を返す目的がありました。

三年弱の月日が経っていました。大切なことは時が解決する・・・・・改めてそう感じました。

清見村の自然と、夢～の人柄が心の整理をつけてくれました。本当に感謝です。　

短い滞在中のあれこれは、また次回に・・・・・・・＾＾　　　～　ＫＥＩＫＯ～ 　　
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