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 痛手を負った身体と精神世界から生きるしくみを 作りなおしています。  人と人がフェアトレード できる社会、幸福感を作ります。
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高齢者の方のために心のこもったお弁当を作ることができても、注文がなければどうしようもありません。

お店を始めた当時はまだまだフランチャイズ店の知名度はゼロに等しく、営業に回っても「何者?」と思われる

ことが多く、高齢者配食の説明をしても「ああ・お弁当屋さんね」程度の理解しかしてもらえません。

営業で多くの病院や、介護支援センターへ訪れ、お店の名前と顔を覚えてもらうのに2年くらいはかかります。

4年間かかってようやく食事に困ってる人が病院やセンターに相談に行くと、「あそこのお弁当評判いいですよ」

と言ってもらえるようになり、利用者の方の口コミで利用したいと言っていただける方も増えてきます。

信頼していただけるようになるまでは、本当にコツコツと地道な仕事です。

開店当時は片道20キロかけて一軒のお宅に配食した時期もありました。

ご利用者の方からは大変喜ばれましたが、お店は大赤字です。

一軒だけでは大変なので、そのお宅の周辺や配達の道のりで販促活動をしましたが、なかなかうまくいかず

結局そのお宅の近くのお寺で注文いただいた程度で、この時期はさすがに大変でした。

販売エリアによっては人件費やガソリン代などの経費が高くて、売上に対して実利益が低い状態が続くことが

あります。

お店を始めた当初は、食数を求めて販売エリアを広げたほうがいいと思いがちですが、いったん広げたエリア

は狭くすることができないので、最初は自分ひとりで配食できるエリアに制限した方がよかったと思います。

この事業は夫婦二人で始めるのなら、スタッフをいれず自分たちだけでできる範囲に押さえ、人件費を使わず

にするか、最初から大きな注文の予測があって何人ものスタッフを雇い入れるかのどちらかで、中途半端な形

が一番利益が出ない事業だと思います。

これも最初から解っていれば、もう少し違った形で始めることが出来たでしょうね。


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