先日ある方から「フランチャイズに加盟しようと思うんだけど・・・」という相談を受けました。

今は様々な分野でのフランチャイズがありますが、事業を始めるにあたっては、必ず誰かに、それも

できるだけ多くの人に相談した方がいいと思います。

決して自分一人で決めない事が大切です。

できれば加盟しようと思っているフランチャイズの既存のお店を、最低でも４．５軒は自分の目で回って

そこのオーナーさんの話を聞くべきです。

本部から指定されたお店や、本部の人に同行してもらうのではなく、必ず自分一人で行ってください。

忙しい時間帯だとオーナーさんと直接お話しできないかもしれませんが、それでも２．３回通えばきっと

一番確かな情報が得られると思います。

フランチャイズ協会や公的な機関も相談を受け付けていますが、やはり現状を確認するのが一番いい

のではないでしょうか。

フランチャイズの開示項目のひとつでも納得のいかないことがあれば、流されずに勇気を持って確認する

事も大切です。「そんな細かいことまで・・・」と言う様な本部だと必ず後で問題が発生します。

自分の大切なお金をかけて事業を始めるのだから、契約に関してはすでに一事業者としての自覚が必要

になってきます。事業をしたことのない人でも、契約の時点ではすでに事業主です。

契約の段階で全ての責任は自分にかかってくるわけですから、何かあれば本部が助けてくれるというような

考えは持たない方がいいと思います。

事業を始めるにあたっては資金が必要になりますが、自己資金であれ、借りれであれ、投資したお金はその

事業の利益から返済していかなければなりません。

自己資金だから返済しなくてもいいと思いがちですが、毎月の返済額を決めて、自分の給料もちゃんととって

経費を支払って、それでいくら利益がでるかです。

フランチャイズチェーンはパッケージを有効に利用できれば、事業をしたことのない人にでも利益が出せる事

が魅力のひとつですが、そんなに利益が出るのなら全部直営店にした方がいいのでは？と思うようなフラン

ﾁｬイズもあるような気がします。