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 痛手を負った身体と精神世界から生きるしくみを 作りなおしています。  人と人がフェアトレード できる社会、幸福感を作ります。
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二年くらい ご縁のある 冊子の記事に昨冬 携わらせていただいた。

今回、その編集会議にも列席させてもらい、 女子大生から 還暦まで ・・・・多彩なメンバーで

社会や政治、経済、世の中の理不尽や 生活保護まで話し合った。

 濃厚な時間を過ごさせていただいた。  途中 翼の折れた人々のセーフティについて深まり、

人はわからない世界だからこそ、意気揚々と 出航できる話しをした。  海洋の怖さを知っている船は

悠然と出航はできない。  何とか帆を挙げて出航しようとも 港湾から出ていくことはできないと話した。

 女子大生が問うた。 「もう一度出航するには何が必要ですか?」「う~ん」「勇気ですか?」「う~ん違うな」

そんな、勇ましい元気な言葉ではない。   荒れた海洋など実は二度と出たくはない・・・・・ 怖いのだ。

私は 「実は私は翼の折れた張本人」と言うのを とりあえずは踏みとどまって 向き合った。

 編集員の一人K氏は おもむろに「翼のセーフティ」について語っていた。  私は 海洋の怖さを知る人と

何も知らずに夢を抱いて海に出る人とが 海洋で交じり合う話しをした。  共存についてだ。

 翼の折れた人間のまずするべきことは「私は(心にせよ身体にせよ)翼が折れています。」と宣言することだ。

何も言わずにみんなと同じく背伸びをすると 無理がある。  海に夢や希望を抱くこれからの人は眩しい。

怖さを知る者には 同じく夢を語ることは苦しい。  あったとしても夢は100倍小さくなっている。 

陰と陽ほどの違いがある。   そのような格差がますますはっきりと 大きく開いていくのが日本という国だ。

そして 元気な人々は 前向きで そうでない人々を置き去りにする。  明るい人間ばかりが集まることはない。

極陰は極陽を引きつけるという。 心理学的にも 強いものが弱者をかぎわけて近づいてくると言われる。

 そこで中庸する人はまずない。  ますます 格差は広がると言える。  それにしても物怖じしない女子大生

だ。   今更 若さをどうこう思わないけれど この物怖じのない若者とそうでない若者とは 表面的でなくても

激しくぶつかるだろう。  うちの娘だと遠ざけるタイプであり 息子だと 生意気だと食ってかかるかもしれない。

今ほど 若者たちが千差万別な時代はない。 機械のように働いて 死んだ目をした若いものも多くいる。

大学や大学院に通い悠然とボランティアをするようなこもいる。 就活の面接に何十回も落ちているのもいる。

契約や派遣で常に次の未来の不安を抱いてとりあえず生きているのもいる。  ブラック企業で虐められた毎日を

送るこもいよう。  穏やかに安定した職業で奈良マラソンに出る余裕人もいる。 ジェンダーに悩むこもいる。

とにかく 50代は大変だ。  自殺者が一番多いという。  ひと事ではない。 なんどあの世の扉が見えたことか

。    2時間あまりの編集会議は 後腐れなく さっさと終わった。   PTAのようなずるずるした引き伸ばしの

時間はない。   みな 次の仕事があるのか 潔い。  私も救われた。  8時過ぎに戻ると 月ヶ瀬の

F夫妻が来訪していた。  こちらの身体を心配して 治癒を申し出て下さっているのだ。 こうしたことに何ども

助けられている。    足と腰を引きずりながら 今日も生きている。
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