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 痛手を負った身体と精神世界から生きるしくみを 作りなおしています。  人と人がフェアトレード できる社会、幸福感を作ります。
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開業当時、10食程度のお弁当の配膳にかなりの時間がかかりました。

もちろん不慣れな事もありましたが、それよりも配膳する以前にその日の食数分の分量をうまく使いこなす

テクニックがなかったため、かなりのロスをだしていました。

本部にロスをできるだけ出さないテクニックを教えて欲しかったのですが、こちらが期待するほどのノウハウ

もなく、時には家族で食べきれないほどのおかずが余ってしまう日もありました。

薄味を好む方や、濃い味を好む方もおられ、全体のバランスを整えるのにほぼ一年近くかかったと思います。

これは、配食の際にご利用者の方と直接お話しして、その方たちの嗜好を聞きながらできるだけその方にあっ

た、例えばひとつの鍋で何かの料理を作るとき、調味料を全部入れる前に薄味嗜好の方の分量だけとっておく

とかというように、出来る範囲で配膳していました。

「食数が多くなるとそんな事していられない」と言われるかも知れませんが、ちょっとした工夫で出来ることもあ

ります。私は少しこだわりすぎたのかもしれませんが・・・

このあたりがいつも思う、「配食サービス」はビジネスとして成り立ちにくい理由かもしれません。

ベルトコンベアーで流れてくる食材を、ただひたすらに箱に詰める作業では、決して高齢者の方が望むお弁当

作りはできないからです。

仮にそれでお店の収益がでて事業が成功しても、それは「高齢者配食サービス」ではないと思います。
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