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 痛手を負った身体と精神世界から生きるしくみを 作りなおしています。  人と人がフェアトレード できる社会、幸福感を作ります。
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  疲れてしもうたわ・・・・・そういえば、昨年末、オノヨーコさんが言ってたこと

  「迷うことは贅沢なこと」    選択肢があるというのは贅沢だというのです。

  迷う道がないままにここまできた。   だから迷っている人はたしかに「恵まれている」と思う。

   結婚を迷っている人、  就職を迷っている人、   恋人選びをしている人、   住宅を買おうか賃貸にし 

   ようか迷う人、   二人目の子供を産もうかどうか迷う人、 田舎に住もうか都会で暮らそうか迷う人

   進学と就職を迷う人、    選択肢が多いことはいいことだと、思われる。   そうだろうか・・・・

     もし、道がひとつしかなかったら・・・・例えば「親のいう結婚をするしかない」人がいたら、その人は不幸

    なんだろうか・・・・・  ヨーコさんの言葉は「迷う贅沢を与えられた」ことに感謝して生きようということかも

    しれない。       私は今、こうして生きるしかないと思っている。   もちろんどんな道も選ぼうと思

    えばできないことはないかもしれない。    しかし肉体的にも精神的にも、これ以上立ち上がれないほ

    どズタズタにはなれない。        蕎麦やではいつも「ざるの大盛」と「辛味大根」を注文する。

    寒い夜などは、温かいそばを食べてみたいと思うのだけど、シンプルで外れのないものを注文する。

   温かいそばは、駅ですするのが一番だと思う。    あ~話しが蕎麦になってしまう(笑)  ここは

   迷わず蕎麦へと以降しよう。    前に奈良は蕎麦やさんが多いと話した。   いきつけの蕎麦やさんは

   ならまちのはずれにある。    つれあいは「皿蕎麦」というとろろと卵のついた小皿の蕎麦と決まってい

   る。    そして「もう一皿くらい食べたいな」という思いを私の「ざるの大盛」に向ける。  辛味大根も

   ひとりでは多いので最後は分ける。    それが、蕎麦やの過ごし方・・・・・決めているわけではないけれ

   ど、 なんとなく「しっくり」落ち着いている。       諦めるにしても「笑って妥協できる」ゆとりがある。

      迷う・・・・・ことは贅沢かもしれない。    でも迷えないことも悪くない。  人の芝生さえ青くなけれ

    ば・・・・・。          もう一息の冬のおわりに・・・・・少し疲れながら、迷えない道を歩く。

                                              夢りんご   K
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  「こんな風に生きたいな」と思っていた方がまた一人、逝ってしまわれました。

立松和平さん。   手元には「釧路湿原」の写真集が残されました。  作家、で旅人・・・・編集社の就職をやめて、いろんな労働をされてきた・・・・といえば、私達が今必要としている「人生のレールを乗り換えて生きた」
先駆者といえるかもしれません。    新聞の相談欄のコメントやアドバイスも好きでした。

 思えば・・・・水上勉さん、灰谷健次郎さん、茨城のりこさん、石垣りんさん・・・・崇める作家は次々と世を去られ・・・・・いつかお会いしたいと憧れていた想いは、あの世へと預けられました。   魂と魂が出会う場所があの世なら、きっと叶うものかもしれません。     とにかく、早逝を悼みます。  せめてもの救いは「思うとおりに生きられた」ことかもしれません。 

  数ヶ月前のこと、ブログに書こうかどうか迷ってやめました。   以前うつや不安障害でお世話になっていたあるメンタルクリニックのこと。    いろんなことが重なって頭の調子が悪かったので、一度診察にいくことにしました。   以前と違い、時間と経済状況を調整しながらの診察なので、気がついたら一年ぶりとのことでした。    近況を話していて、ふと気付くと、医師がうつむいたまま寝息をたてていたのです。

 「呼びかけて起こそうか」と思いました。  人間的にも優しくて、わりあい評判の医院でした。 知らない病院も冒険になるので、その病院を選んでいました。   昨今、精神科や心療内科は多忙で医師のほうが治療が必要ではないかと思っていたので、変に納得できる状況でした。   それで、しばらく黙って時を過ごしました。

 そんなに長い時間ではなかったろうけど、とても長く感じました。  小春日和の開けた窓のカーテンが何度か風に揺らぎました。    そうするうちに医師は気付いて目をあけ、またおもむろに話し始めました。「八方ふさがりですね」がその先生の口癖でした。   薬はアレルギーもあるし、お金もかかると話して診察代を払って帰りました。     それでよかったかどうかはわかりません・・・・・でもひとつ言えることは、先生は「人を選んで居眠りをされた」ということです。  「わざと試されてるのかも」とも思いましたが、そうではなさそうです。

  もしこれが、口うるさい感情的な人の話しなら、居眠りはなさらなかったという気がします。  まあ、私の話が余程、眠たい話しだったのかもしれませんが(笑)    優しいのか意地悪なのかわかりませんが^^結局その時は先生を起こしませんでした。  人が恥をかくのを見るのも好きじゃないせいもあるけど。  みなさんならどうされたかな・・・・・? と尋ねてみたくなり、書いてみました。      

                                          夢りんご   K 

「さあっむいなあ!この家、どんだけ寒いねん」   でも思えば、ヒーター一台に玄関からの短い廊下、
台所とリビング(といちおう言っておこう)、和室と次の間、全部開け広げ・・・・・・これは、寒いのは当然。

で、ふるえながらつれあいが寝たあと・・・・寒さの原因を少しでも減らそうと、まず、台所と和室の間の引き戸を閉め(そんなん始めから閉めとけよ・・・・)、冷気のこぼれる方へとたどれば、ん・・・・・風呂場に続く障子の和紙が破れている(そんなんもっと早く気がつけよ・・・・・)応急処置にガムテープを探し、漏れる冷気をふさぐ。

   ん・・・・・なんだか貧乏くさい・・・・・とにかく、早く張替えよう・・・・・これで少しは暖気が確保できる。

何しろ、電化製品は数年かっていない。   壊れないように使わなければ凍死するぞ!   

   心だけでも温かく過ごそう・・・・・・まどみちおさんの好きな詩の一節に「うそつきは、まあ正直者だ」とある。
「嘘つきだとバレたところが正直者だ」というのだろう。    まどみちおさん、100歳になられたそうで、「職業は?」「身体の壊れたところを治すこと」だといわれる。      好きな食べ物はバナナ。  嫌いな食べ物は
?     「たまごが苦手」・・・・「ぴよぴよと、ひよこが出てくるもとを食べてしまうことが苦手だ」と。

さすが、そういうところは詩人ですねえ・・・・・まどさん、実は私も卵を見てずっとそう思ってきたんです。

この詩は「堕ちて行きながら昇っていくのだ」「もう終わったとすればこれからなのだ」「何でもないことが大変なのだ」と逆説的に続く。     響きも内容も本当にそうだとうなずけます。    大好きなお散歩をしながら、
今でも自然と話しながら現役で詩を・・・・・    新しい詩集は「逃げの一手」おもしろそうだ。

  雑多な家を見回して、「捨てることから始めよう」と思う。     新しい舞台に生まれ変わる。

  それが大切なのでは・・・・・          今年の冬・・・・・だれよりも寒いのは、夜明けが見えるせい。

                                              夢りんご   K      

 今日は立春です。   でも列島はまだまだ冬のたより・・・・・今年の冬は寒い!と感じます。

去年は・・・・あまり感じなかったような。    烈風のなかで暮らすと「寒さ、暑さ」はぜいたくなのかも。

 深夜に目がさめて、アナログテレビをぼやーと見ていたら、  水鳥の群れがまるで島のように海のなかでたむろい、やがていっせいにばさばさと飛びたち始めた。    本人たちは気がついていないけど、かなりアートな光景でした。   そのほかにイグアスの滝やグランドキャ二オン、コロラドなどが場面にうつり、ちょうど先日、カナダからの知人がバンクーバー島に住んでいる話しから、地図を広げたままになっていたので北アメリカが全面見渡せた。(*イグアスの滝は北アメリカではありませんが)   

 夜中に目覚めて、しばらく寝れないときは、最近は友達に葉書をかく。   手帳に一、二枚の絵葉書がいつもあり、すぐに書けるようになっている。  手紙だと準備がメンドクサイうえに、書くことがなくなって挫折するかもしれないが、葉書だと何とか一枚書き終える。   ちょうど、燈火会の葉書があったので、広島から講演に来てくれた淳子さんという人に葉書を書いた。    彼女は広島で手染め工房をもち、ほったて小屋から自力で改修して子供を育てた、黒板五郎の女性バージョンのような人だ。      離婚してお金がなくて、「パンを買うか釘をかうか悩んだ」という有名な逸話がある。    将来、何かコラボしようと去年約束していた。

  そういえば、夜中に人に手紙を書くべからずと、昔は聞いた。   気持ちが高揚しているので朝になれば「はずかしい」ことも平気で書いてしまうのだときいたことがある。     最近は聞かなくなったし、夜中の手紙もさほど高揚してはかかない。    どうしてなんだろう・・・・・・念のため、朝になって読み返してみたけど、とくに感じなかった。      年賀状を交換して日が浅いので、簡単に想いを伝えた。   朝、駅前のポストにいれよう・・・・・    みんなは最近、手紙や葉書を書いたことあるかな?  あ、お年賀はなしですよ^^

  ブロ友って・・・・・昔の文通に似ているよな・・・・・  今は別々の場所で話せるけれど、昔の文通ときたら、
うん、まず切手の消印がね^^    遠くから来たんだって感じるよね。    ポスト・・・・あけるの楽しみだったなあ・・・・今は請求書ばっかりだけど(笑)    それでも時々、今でもお手紙出すし届きます。   昔はあこがれの先生に「きんもくせい」の押し花入りで送ったっけ・・・・・あ~夢見る夢子~  今は見るかげもない(笑)

                                  夢りんご     K

  やはり、カナダの住人はやってきた(笑)  近くのスーパーの裏に部屋を借りたそうだ。

カナダでの園芸や有機栽培のこと、森のこと、川のこと、バンクーバー島の先住民のこと、ひとしきり話して
お昼にドックセットを食べて行った。   「スタッフになれますか」・・・・・ずっと貼ってるスタッフ募集に興味がわいたようだ。     とりあえず二ヶ月の滞在なので「心にとどめておきます」とのお伝えをした。

 カナダに15年住みながら、「ご飯と納豆があれば食生活は大丈夫」という。そのあたりは自分と似ている。

奈良は少し歩けば、森があるので安らぐそうだ。    春日山の原生林のことをいっている。  鬱蒼とした森が彼女の安らぐ場所だとは・・・・・・時間があれば、県南の有機農園や日本屈指のセレブな町、学園前を案内する約束をした。    雨降る月曜日・・・・・「部屋は寒くて」来たという。   それはもちろん、「冬の寒さ」だけではないと知っている。        時を同じく・・・・・リクルートスーツの女子。   「傘を貸していただけませんか?」     と。  今どきなかなか勇気のある娘じゃないか。    就活をしていて、こんなところの説明会に来たそうだ。    もし・・・・・虫の居所が悪かったら、お断りしただろう・・・・・運よく、「どうぞ」という気分になっていた。      数あるビニール傘の一本、「二時間でお返しにきます」うん、まあ、それでよいよ・・・・
仮に来なくてもビニール傘なら諦められる。      んで、彼女は二時間後、傘を返却に来た。そして
「ホットドックセット」を食べていった。    「どこから就活に?大阪?」「いえ、根本的には北海道です。」

え?   北海道から?    彼女はヒーターに手をかざし温め、濡れたファイルを乾かした。  

 もし、虫の居所悪く、傘を断っていたら、彼女はここで食べたりしない。   北海道から氷雨降る奈良に来て
人・・・・を求めてここに来たのだ。    このほかにも午前中は「占星術のオネエことちひろさん」
「新潟出身の紙芝居やのおじさん」・・・・なんだあ、この店は?^^^^  我ながら、どこでどうして、こんな奴ばかり集まるのか・・・・・・   そういえば、ブログ仲間も(笑)  おかしな人ばかりやなあ・・・・・普通の人はおらんのか?                   

                                       夢りんご    K