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 痛手を負った身体と精神世界から生きるしくみを 作りなおしています。  人と人がフェアトレード できる社会、幸福感を作ります。
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フランチャイズに加盟して開店するときには、まず店舗(無店舗販売もありますが)と設備が必要になります。

業種によっては、店舗の場所が売上に対してかなりのウエイトを占めるところもありますが、宅配店においては

極端に言えば「たんぼの真ん中でもいいので、家賃等の経費がおさえられます」と言われた事があります。

事業をする前は「そんなものか・・・」と思っていましたが、一応お店なんだからそんなわけにいかないだろうと思

い、ローカル線ですが駅前の店舗を借りることにしました。

お店を始めてからは配食先の方や事業所の方から「お店はどこにあるんですか?」とよく聞かれました。

今思えばローカル線の駅前でも、そこでやっていて良かったと思います。

一応駅名くらいはほとんどの方はご存知で、お店の場所も見当がつく場所だと安心されるようです。

田んぼの真ん中でやっていたら説明できませんから。

実際、お店の看板や店頭においてあるチラシを見て注文される方もおられ、事業所のケアマネージャーの方も

よく来店していただきました。

一等地の駅前で家賃20万も30万もするとこを借りる必要はありませんが、ある程度は誰でも知っている場所

でなければならないと思います。

店舗がきまれば次に設備が必要になります。

店舗の工事、空調設備、厨房設備、消耗品・・・お金が羽をつけて飛ぶとはこのことかと思うくらい、予想以上に

次々へと費用がかかります。特に厨房設備は何もかも最初から新品でなくてもいいんじゃないかという思いは

あったものの、「中古で買って故障したら困りますよ」の言葉に少しびびってしまい、ほとんどの設備を新品で

揃えましたが、これが第一の失敗でした。

中には新品の方が経済的なものもありますが、作業台や食器棚というようなものは時に新品である必要性は

無く、利益が出てから新品に買い換えればいいもので、それだけでも設備資金を40~50万は削減できたと思

います。全て新しいものでスタートするのは気持ちいいかもしれませんが、実際にお金をだすのは自分自身で

すから、いいなりにならずそのために開店日が遅れてもいいくらいの気持ちで、よく検討してから決めるべきで

した。あとで苦しい思いをするのは自分自身です。

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コメントありがとうございます。

高齢者向けの宅配をしているフランチャイズはニコニコキッチン、宅配クック123以外にもあります。

わたしは加盟していたところの本部の対応しか分かりませんので、どこのフランチャイズ本部の対応が

いいかのご質問には、残念ながらお答えすることができません。

ただ、どこのフランチャイズの加盟店でも、本部に対する思いはさまざまです。

中傷的な文面だと受け取られると困るので、具体的なことはここで書くことはできませんが、わたしの知る

限り本部の対応に満足しているお店はありません。

それはお店のオーナーさんが、本部の対応についてどのラインまでを求めるのかにもよっても違いますし、

ある程度割り切っているオーナーさんもいます。

どこの本部も最低限の対応はしていると思いますが、お店の求める対応に100パーセント対応できる本部

はないと思います。

フランチャイズビジネスの一番難しい点なのかもしれません。

すいません、答えにならなくて・・・

でも、高齢者向けの宅配を考えておられるなら、かなりの覚悟が必要だと思います。

利益が出ているお店も何軒かはあるでしょうが、現実はとても厳しいビジネスです。

経営に精通し、営業力があって、資金にも余裕があり、体力にも自信がある、どれかが欠けていても成功の

道のりは険しいと思います。

言い換えればフランチャイズに頼らなくても、自分で商売できる人なのかもしれません。

フランチャイズの商標や、一部のノウハウを使うためだけに加盟する事が目的で、最初から本部の指導や

助言、そして対応などなくても利益の出せる人です。

もし、本気でフランチャイズの加盟を考えておられるのであれば、そのフランチャイズ加盟店のお店の生の

声を聞かれたらいいと思います。忙しい時間帯は無理だと思いますが、真剣にお話しすればちゃんと聞いて

くれるオーナーさんが多いと思います。




フランチャイズに加盟する際、必ずしなければならないのが本部とのフランチャイズ契約です。

ただ契約をする際には、加盟にあたってすでに開業の資金や、開業に向けてのすべての準備が進み、

契約が成立した時点でフランチャイジーのオーナーとなります。

契約成立後、お店は本部からさまざまな拘束を受けます。

ある程度の拘束は、本部のシステムに内在する性格として、もともと予定されていたものですが、時に

それがお店にとって不利な内容であっても受け入れざるを得ないものもあります。

契約はほとんどのフランチャイズシステムが本部有利の契約になっています。

これは契約の機能や、お互いの権利義務の設定など難しい話になってしまいますが、契約に同意して

加盟した以上契約に従わなければなりません。

ただ、契約事項以外のことについては「お互い誠意をもって解決する」といのは契約書によく記載されて

いるケースですが、ときに強者と劣者の立場にたたされ、お店に不利な条件なものも受け入れなければ

本部と良好な関係が保てない場合があります。

自分のお店だけが受け入れない訳にも行かず、劣者として割り切らなければお店を存続できない場合、

そんな時フランチャイジーとしての立場に苦しみを感じるときがありました。


フランチャイズ店の最大のメリットは、経験の乏しい人間に対して技術や販売方法、また、経営上の各種の

ノウハウを伝授し、お店を始める人の経営上の危険性が低いことではないでしょうか。

フランチャイズシステムは「成功を売るシステム」だという定義があるということを聞いたことがあります。

出来上がったシステムをそのまま受けることで、市場の調査費用がかからないことや、スーパーバイザーの

指導で経営上のリスクが低く、流動資金の経費も節減できることです。

でもそれは完全に出来上がったシステムを保有し、指導力のあるスーパーバイザーがいて、ある程度知名度

のあるフランチャイザーということになります。

まだフランチャイザーとして未完成な本部だと、完全なシステムを作り出すための実験台みたいなところも出て

くるのではないでしょうか。

フランチャイザーとフランチャイジーの関係がうまくいけば、社会的な経済面でもかなりの効果があると思いま

す。ただ、やはり福祉に関する事業や人間関係に関する事業は、ノウハウだけでは成り立たない部分があり、

事業に対する経営者の考え方が、そのお店の行く末を左右するところがあると思います。

フランチャイズに加盟する際、フランチャイザーが開示する項目は中小小売商業振興法で定められています。

平成14年に22項目追加されましたが、内容は本部の財務状況や、直近の加盟店舗の推移や訴訟の件数、

契約期間・終了後の制限や規定、経営指導に関する事項、契約の更新・解除に関する事項、その他です。

私が加盟したのは平成15年ですが、それらの項目すべての開示があったかというとかなりおおざっぱだった

ような気がします。これは加盟する人が聞かなかったから、答えなかったという問題ではなく、すべて開示する

べきものだったんじゃないでしょうか。

加盟する前にフランチャイズ契約に関する本を一冊でも読んだことのある人は、それなりの知識をつけること

が出来るかもしれませんが、そうでない人はそこまでの知識はありません。

自分の一生を左右するかもしれないのに、もっと慎重にそのくらい調べてから加盟するべきだったかもしれま

せん。「信頼」だけでは事業は成り立ちません。