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 痛手を負った身体と精神世界から生きるしくみを 作りなおしています。  人と人がフェアトレード できる社会、幸福感を作ります。
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コメントありがとうございます。

撤退の理由ですか・・・これは4年間の長い月日の中で起きたいくつもの要因が原因で、一言ではなかなか

言い表せません。このブログでも少し触れましたが、最終的な退店の原因は、本部から食材の受注を拒否

されたため、フランチャイズ店を継続することが不可能になった事です。

本部が食材の受注を拒否した理由は、買掛金が期日に支払われなかったため、また、当店が支払い不能

状態で、実質的に破綻しており、継続しても改善が望めないと判断したとの事です。

仕入れ代金を支払うのはごく当然のことで、物を買ってお金を払うのは小さな子供でも分かることです。

でも、本来何か物を買うときにそれが自分に必要なものか、値段が適正であるか、それを買って支払えるか

いろんな要素から判断して買うと思います。

ほとんどの人は、支払うお金がなければ物を買いません。

では、なぜ支払うお金がないのに買掛金がたまってしまうのでしょう。

多くのフランチャイズ店は、お店で使用する食材や備品はすべて本部から仕入れる事が契約の条件になって

いると思います。他で購入すれば本部からの仕入れよりも1~2割安く手に入る商品でも、それを購入すると

契約違反になり、フランチャイズ契約が解除されるため、すべて本部から仕入なければなりません。

お店にとっては、フランチャイズ店を継続させるためのいわば宿命みたいなものです。

開店当時、毎月の売り上げ金額よりも、仕入れ金額の方が多いという常識では考えられない状況の中、開店

資金に五百万以上を出費した私たちにはほとんど貯えも無く、金融機関に頼らざるをえなくなりました。

数ヶ月は金融機関からの借り入れを元に食材費を支払い、本部の指示通り営業に回り業務をこなしていました

が思うように食数も伸びず、本部に現状を相談したところ「食数さえ伸びればなんとかなります」の一点張りで、

とにかく食数を増やす努力をして下さいとの事でした。

今思えば、このときに撤退を決意していればもう少し傷は浅かったかもしれません。

仮に食数が増えても、「今の配達車両や厨房設備では注文がこなせないのでは?」との相談に「じゃあ食数が

伸びたときのために車両や厨房設備を増設しておきましょう」と言われるのですが、食材の支払いもままならな

い状況の私たちに、そんな設備を増設するための資金はありません。

「増設の費用は本部が立替えますから支払いはいつでもいいです」という本部の申し出に「じゃあせめて契約

書だけでも交わしてください」というこちらからの申し入れにも「そんなもん必要ありません」と言われました。

しかし、ある月の請求書になんの前触れもなく、その費用が食材の請求書に上乗せられていました。

この頃から本部に対する不信感が強まりましたが、それでも本部の指示通りに業務をこなし特に本部に対して

異を唱えたことはありませんでした。

買掛金を減らすために、毎月の食材請求に対してその分をプラスして支払うという、到底無理な条件の合意書

にも、合意しなければ契約解除という切り札をほのめかされては承知せざるを得なく、もともと無理な合意書も

一年間以上は続きませんでした。

簡単に言ってしまえば、「買ったものを支払わないから契約を解除します」というものですが、この言葉には

表面では片付けられない奥深いものがあり、「はい、わかりました」で済まされないものがあります。

契約が解除になった原因はもちろん私にもあり、十分認めています。

でも、「一切責任はない」と言い切る本部に対し、私は多少の疑問を感じています。
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今日またお弁当についてのお問い合わせがありました。

以前にご利用されてた方と、ずーっと前のチラシを見てお電話頂いた方、それと病院の栄養指導員の方。

以前にご利用いただいてた方全員にお知らせしていないので、その方からのご注文があっても当たり前

のことですが、不思議なことにフランチャイズを撤退してからの方が再利用のお電話が多いです。

今までご利用いただいた方全員の方に、フランチャイズ撤退のお知らせをするべきなんでしょうが、おそらく

300人以上になるので、かなり難しいです。というよりも、本当は情けない話ですが24000円の切手代の

余裕がありません。

お電話いただいた方には、配達先の区域によって配食しているお店をご紹介しますので、それで勘弁して

下さい。本当は一軒ずつ回ってご説明したいのですが、これからの生活のために働かなければならない

ので残念ながら時間もありません。でもお店の電話はしばらくの間解約せずにそのままにしてありますので

出来る限りのお問い合わせや、ご相談に応対させていただきます。

エリア内のすべての病院や施設やセンターにも、ご挨拶できていないところがあって気になっているのですが

ご利用者の方の引継ぎが精一杯で申し訳なく思います。

お店をしているときだけ営業に行って、辞めた時に挨拶に来ないとお叱りを受けても当たり前ですよね。

単に物を売ってた仕事ではなく、信頼関係でご利用者の方をご紹介いただいてた部分があったので、ちゃんと

辞める時もご挨拶に行かなければなりません。

施設とニコニコの信頼関係を壊して、本部はどうでもいいのですが、近隣のニコニコの店舗には少しご迷惑を

かけているかもしれません。

コメントありがとうございます。

私のお店は、開業日のお弁当の注文は16食でした。

オープンの日はもの珍しさもあって16食あった注文が、しばらくして固定のご利用者の方になり

8~12食が毎日の配食数となり、3ヶ月後20食前後、半年後に近隣の配食サービスのお店が、

フランチャイズを撤退されたため、20食程度引き継いだので一日40食程度になりました。

開業当時、本部から示されていた損益分岐点の30食はクリアしましたが、それまでの半年間の

赤字は膨大なものになっており、まして食数の増加による配達スタッフの手配、食材の仕入れ、

厨房設備の追加とますます資金が必要になり、ただ、毎日を懸命に走り回っていたのです。

そうなると、もう前を見てがむしゃらに突き進むしか道は無く、立ち止まって今の現状を分析する

余裕さえありませんでした。ここまでの損益をなんとか取り戻さなければ・・・という思いと、開業する

ために応援してくれた家族や仲間たちのためにここで辞めるわけにはいかない・・・その思いをずっと

引きずりながらここまでやってきました。

毎日お弁当を作って届けたときに、高齢者の方から「ありがとうね」の労いの言葉と、あたたかい微笑

だけが次の日のお弁当作りの糧となり、ご利用者の方に喜んでもらえることにやりがいを感じていました。

このころからお店の経営と自分の仕事の思いとが少しずつ違った方向に進んでいったのかもしれません。

自分たちの生活を維持し、高齢者の方に役立つ仕事。

そういう思いで加盟したフランチャイズでしたが、思いはかないませんでした。

今後は今までの知識と経験を生かして、高齢者の方のためになる仕事をしたいと考えながら、日々

アルバイトに精をだしています。

フランチャイズを撤退してここ数日のうちに、いろんな方から励ましや応援のメッセージをいただき

これは私たちの問題だけではなく、二度と私たちのような結末を迎えるお店が出ないように社会的な

問題として取り組まなければならないのでは・・・と思うようになりました。

契約途中でフランチャイズを撤退するという最悪の結末になる理由は、私たちの人を見極める力が

なかったことや、一見誠意にもとれる申し出を断れなかった決断力、その他の原因があったことは、

確かです。

でも、開店以来すべて本部の指導を忠実に守り、マニュアルどおりにやっていましたが、経営状態

が悪化し、このままでは継続することが困難であることを相談したとき、「とにかく食数を伸ばす努力を

してください」の一点張りで「食数さえ伸びれば改善します」との事でした。

確かに数字上、食数が伸びればある程度の収益は見込める計算になります。

200食、300食になれば数字のうえでは収益がでますが、その食数の注文がとれたとしても食数を

こなすための設備資金、運転資金が新たに必要になります。

個人経営の場合、通常そこまでの資金力はありません。

数字の上では成り立つことでも、実際は大変なことです。

仮に開店資金が一千万かかる事業で、それまで貯蓄したお金500万円と、金融機関から500万円を

借り入れたお金を開店資金にして始めても、利益の出る仕組みになっていないのだと思います。

フランチャイズ加盟の強みは、本部のマニュアルどおりにやれば利益が出ることですが、その本部の

指導が間違っていたり、指導力がなかったり、ネーミングが弱いとすればそれはすべてフランチャイズ

店の責任なのでしょうか?本部の責任はなかったのでしょうか?

フランチャイジーとして、お店を育てることが本来の目的ではないのですか?

私たちは何もかも本部の責任にするつもりはありません。

でも「本部は何ひとつ責任はありません」と言われることに疑問を持ち、このまま弱者として葬られて

しまうことなく、応援してくれる仲間のためにも何かしなければならないと思っています。


今日もたくさんの方から力強い応援のメッセージや、お電話をいただきました。

「何か力になれることないですか?」「今後のお仕事の内容によってはお手伝いできることが

あるかもしれない」とか「とにかくがんばってください・・・」と、ほんとうにありがたく思います。

いろいろと心配していただき、感謝しています。

この時期に応援いただいて、とても心の支えになります。

4年前、歯車のひとつとして組織の中で働いてた私たちは、このまま人生を終わってしまうことに

疑問を持ち、家族4人が生活できるだけの収入が得られて、人に喜んでもらえる仕事があればいい

ね・・・と話していました。

高齢者の人に食事を提供する仕事があることを聞いた私たちは、身近に年老いた両親がいる環境、

お弁当作りならどちらかというと不得意ではなかった事、少しでも福祉に役立てるのではないかと

さまざまな思いの中、これなら残りの人生をかけてもいいと思って始めました。

家内が苦心して集めてくれたほんとうに大切なお金、家内の実家の両親が応援してくれた大切なお金

それまで縁の無かった金融機関からの開店資金の借り入れ、それぞれがものすごく意味のある大切な

お金でした。

何があってもこのお店のために使ったお金は、このお店で収益を出して、それぞれの元へ返金していか

なければなりませんでしたが、残念ながらその目的は果たせそうにありません。

夫婦でがんばって貯蓄したお金を開店資金にして始められた方もおられると思いますが、私たちと同じ

ようにならないで下さい。

こんな残念な結末を迎えてしまうお店はでてほしくありません。

お店をやっている以上フランチャイズ店といえども、最後はすべて自己責任です。

頼れるのは家族と、本当の仲間だけです。